どうも皆さん、せいやと申します。今回は2014年8月21日にPS4専用のHDリマスター版として発売された。『The Last of Us Remastered』の評価をしていきます。
※私の評価では「DLC」「協力プレイ」「クリア後の要素」は評価の対象に入りませんのでご了承ください。
製品情報
タイトル | The Last of Us Remastered |
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初リリース日 | 2014年8月21日 |
開発元 | ノーティードッグ |
販売元 | ソニー・コンピュータエンタテインメント |
プラットフォーム | PlayStation 4 |
ジャンル | アクションアドベンチャーゲーム、 サバイバルホラー |
プレイ人数 | 1人 |
価格 | 約2,000円(税込)※Amazonの価格です |
CERO | Z(18才以上のみ対象) |
コンセプト考察
コンセプトは『極限状態で繰り広げられる人間ドラマ』と考える。
なぜならば突如蔓延した謎の寄生菌によって崩壊した世界で極限の状態に追い込まれた人々が葛藤し、生きぬく描写がふんだんに盛り込まれており、プレイすれば必ずその世界観に引き込まれると考えるからだ。
評価基準
評価項目 | 点数 |
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(1)メインシステム | 10 |
(2)グラフィック | 10 |
(3)ミュージック | 10 |
(4)レベルデザイン | 10 |
(5)ステージデザイン | 10 |
(6)操作方法/操作性 | 10 |
(7)演出 | 9 |
(8)ボリューム | 10 |
(9)配慮、サブシステムの充実 | 10 |
(10)シナリオ構成/内容 | 10 |
合計 | 99点 |
判定表
基準点数 | 10~30 | 31~50 | 51~70 | 71~90 | 91~100 |
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判 定 | クソゲー | 微妙ゲー | 普通ゲー | 良ゲー | 神ゲー |
感想/減点理由
(1)メインシステム
- 銃弾や弓矢などの数種類の武器が手に入るが、弾薬数は限りがあるので敵の背後からゆっくり近づいて首しめ・ナイフで一突き、といった隠密行動(スニークアクション)が戦闘の基本である。目新しく尖ったシステムは特にないがそこまで人を選ばないゲームデザインかつ、安定した面白さである。
(2)グラフィック
- PS3版よりも繊細に描かれたグラフィックは世界観により引き込まれる。
- 木々に触れると木がしなって曲がるなど細かいところまで作りこまれている。
- 敵はとてもグロテスクに描写されてあり苦手な方は思わず目を背けてしまうようなデザインで素晴らしい。
(3)ミュージック
- 基本的に環境音のみである。たまにアコギギターのような音楽が鳴り穏やかな感覚になる場面があり心が和む。
- 個人的には環境音こそ最高のBGMだと感じるので無音な場面も好評価である。
(4)レベルデザイン
- 難易度は海外基準であるためやや難しい。シナリオを無難に楽しみたい方は、迷わず難易度を下げることをおすすめする。ゲーム慣れしていない人からすれば、次のストーリーに展開するまでの道中が難し過ぎて投げ出してしまう可能性があるからだ。
- 上手くやればステルス状態を維持したまま攻略できるゲームデザインは素晴らしい。
(5)ステージデザイン
- 『エリー(連れのキャラクター)の泳げない特性を生かした謎解き』などがふんだんに盛り込まれており、緊迫した戦闘後に緊張感を良い具合に落ち着かせてくれる為、プレイしてて疲れない。
(6)操作方法/操作性
- 文句なしの快適な操作感であり、一度慣れてしまえば問題ない。
- 入力ボタンの配置は変更が可能なので会わない場合は変更することをおすすめする。
(7)演出
- ステージにおけるボス敵などがない為、派手な演出があるゲーム好きのユーザーにはおすすめできない。
- 途中、ジョエル(主人公)が大けがをするところはこの後どうなるのかとすごく不安になり世界観に引き込まれる演出で印象的だった。
(8)ボリューム
- グラウンド(最高難易度)でプレイした場合そう簡単にクリアできないので必然的に長時間楽しむことができる。※だいたい30時間程度
- ノーマル難易度でプレイしたとしても10時間~15時間程度でクリア出来るほど楽しめる。
- エリー(連れのキャラクター)のサイドストーリーである「Left Behind -残されたもの-」が初めからインストール済みである為、ボリュームは十分だ。
(9)配慮/サブシステムの充実
- 死んだときに表示されるヒントなどでしっかりとヒントが表示されるためテンポよくプレイできる。
- 途中からでも難易度の変更が可能なので必要に応じて変更することでプレイヤーに合った難易度でプレイすることができる為、好印象だ。
(10)シナリオ構成/内容
- 突如蔓延した謎の寄生菌によって崩壊した世界で儚くも確かな希望や愛を感じるシナリオには、非常に感情移入させられる。その表現方法、演出、描写の細かさ、感情の揺さぶりにはゲーム中何度もジョエル(主人公)と同じく、心を動かされ続けられる。
- ジョエルとエリーが出会った頃は、任務のため一緒に行動しているだけだったが、一緒に旅をするうちに少しづつ親密さが増していき、終盤は衝撃の展開である為最後までしっかりと楽しめるシナリオだ。