まったりせいや組―ゲームブログ―

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永遠のルーキーで微妙なロボゲー『DAEMON X MACHINA』ゲームレビュー

 どうも皆さん、せいやと申します。今回は2019年9月13日にマーベラスからNintendo Switch用向けにリリースされたタイトル『DAEMON X MACHINA』の評価をします。

※私の評価では「DLC」「協力プレイ」「クリア後の要素」は評価の対象に入りませんのでご了承ください。

DAEMON X MACHINAナ

タイトル    :DAEMON X MACHINA (デモンエクスマキナ)
初リリース日  :2019年9月13日
開発元     :マーベラス、 FIRST STUDIO
販売元     :マーベラス
プラットフォーム:Nintendo Switch
ジャンル    :アクションアドベンチャーゲーム

         サードパーソン・シューティングゲーム

【コンセプト考察】

コンセプトは『ロボアニメで高速移動する機体を表現する』と考察する。
やはり真っ先にトゥーンレンダリングで描かれる世界観には魅力を感じる。そして、スピーディに機体を自由に動かせることに最大の魅力を感じたためこのように考察。

【評価基準】

評価項目 点数
(1)メインシステム 6
(2)グラフィック 10
(3)ミュージック 7
(4)レベルデザイン 7
(5)ステージデザイン 1
(6)操作方法/操作性 5
(7)演出 4
(8)ボリューム 7
(9)配慮、サブシステムの充実 2
(10)シナリオ構成/内容 1
合計 50点

【判定表】

基準点数 10~30 31~50 51~70 71~90 91~100
判  定 クソゲ 微妙 普通 良ゲ 神ゲ

【感想/減点理由】

(1)メインシステム

・遠距離武器と近接武器のバランスは良い。
アーセナルとアウターの使い分けの意味が全くと言っていいほど無意味。

(2)グラフィック

・トゥーンレンダリングで描かれるロボットアクションは見てて新鮮であり気持ちが良い。

(3)ミュージック

タイトル画面、シナリオ盛り上がり時の戦闘に入る前の曲が素晴らしい。
しかし、それ以外がこれといって良いものがない。エンディングはもっと頑張って欲しいと感じた。

(4)レベルデザイン

・遠距離武器でアサルトライフルが強すぎることが問題。なので、ほかの遠距離武器が死んでいるものが多い。
・扱いづらい調整になっている遠距離武器が多い。
・例えばハンドガン。近距離になれば高い威力を発揮するらしいが、そこまで高い威力が出るわけでもない。他にもバズーカ。ゲームが進んでいくと敵の移動速度がどんどん早くなっていく為、まず当たらない。なので隙を最小限にし、追尾するバズーカなどを用意するべきではないかと感じる。

(5)ステージデザイン

・使い回しでただ広いだけのステージが多い。潜入任務はいつもトンネルみたいなところでマンネリ。ステージにあまり印象がない。
・ボス戦のステージは固有のステージがあっても良いと感じた。

(6)操作方法/操作性

操作方法がゲーム上級者向けで複雑である。個人的にはプレイいくと慣れるのでそこまで難しくはなかったが賛否両論あると感じた。しかし、キーコンフィグの自由度が高い為操作方法の難しさは多少は緩和できると感じた。アクションゲームが苦手なユーザーがもしプレイする場合はジャイロセンサー機能でカメラを操作するのものありだと感じた。

(7)演出

・専門用語が多いせいで序盤はキャラ同士の会話にプレイヤーがついていけず、状況把握がしづらい為、渾身のシナリオ演出も「なんだこれ???」状態であった。
・キャラが多いせいで面識の少ない仲間の死亡シーンは感情移入できなかった。シナリオ演出がとにかくひどい。

(8)ボリューム

・ゆっくり噛み締めながらプレイしても32時間ほどなので十分だと感じる。
・オンラインプレイはしてませんがオン要素もあるので十分楽しめるボリューム。

(9)配慮、サブシステムの充実

・UIがほかのゲームよりも格段に自由に配置できるので素晴らしい仕様。
・個人差も出るため個性がでるので面白いと感じた。
・一番気になったのがメインメニューの仕様。「HANGAR(装備の装着),SHOP(装備の売買),FACTORY(開発、カスタマイズ)」これらを完全に分離していることが不満。すべて同じところにあれば潤滑に装備の変更や登録、売買、カスタム、開発ができたはずなのではないかと感じる。慣れれば良いと思うがこればかりは最後までめんどくさいと感じる仕様だった。

(10)シナリオ構成/内容

私の様にAC(アーマードコア)シリーズをプレイしたことがなくニンテンドーダイレクトを視聴して購入したユーザーは少なからずいるはずだと考える。しかし、このゲームは任天堂ハードでACのようなロボットアクションゲームを新規でリリースするにも関わらず新規ユーザーのことをあまり想定しておらず、せっかくの新規ユーザーを獲得するチャンスを棒に振るとても残念なシナリオ構成と内容である。

<以下がプレイして特に違和感を感じた点>

・キャラクター、専門用語が無駄に多く理解に苦しむ

・プレイヤーは永遠のルーキーであることに違和感

・ただアーセナル(機体)どうしを戦わせたいだけのシナリオ

・さっきまで仲間だったキャラクターがいきなり敵になる

・ラストの分岐は一体何だったのか意味不明

元々ACシリーズをプレイしてたユーザーはそのままオンラインを楽しむかもしれないが、よくわからないシナリオをプレイした後に「オンラインでプレイしよう」と新規ユーザーはなるだろうか。いいえ、ならない。

次回作がある場合またこのようなとっつきにくいシナリオな場合は間違いなくどんどんユーザーは減り、新規ユーザーは入らずコンテンツは廃れていくと私は考える。とても残念だ。

新規ユーザーがまず楽しむものはシナリオとアクションの気持ち良さだ。シナリオくらいすんなり理解できて楽しめるものにするほうが私は良いと考える。

 

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DAEMON X MACHINA(デモンエクスマキナ)-Switch

DAEMON X MACHINA(デモンエクスマキナ)-Switch

  • 作者: 
  • 出版社/メーカー: マーベラス
  • 発売日: 2019/09/13
  • メディア: Video Game