どうも皆さん、せいやと申します。今回は海外では2015年11月10日、国内では2015年12月17日に発売された、『Fallout 4』のレビューをしていきます。因みに初期型PS4本体プレイでPS4版ソフトでのレビューとなります。
※私の評価では「DLC(ダウンロードコンテンツ)」「協力プレイ」「クリア後の要素」「mod(改造)」は評価の対象に入りませんのでご了承ください。
製品情報
タイトル | Fallout 4 |
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初リリース日 | 2015年11月10日※国内では2015年12月17日 |
開発元 | Bethesda Game Studios |
販売元 | ベセスダ・ソフトワークス |
プラットフォーム | PlayStation 4、 Xbox One、 Microsoft Windows |
ジャンル | オープンワールドアクションRPG |
プレイ人数 | 1人 |
価格 | 約1,200円(税込)※Amazonの価格です |
CERO | Z(18才以上のみ対象) |
コンセプト考察
核エネルギーはちょっとした不備でこんなにも恐ろしい世界になるかもしれないという人間には制御しきれないまだまだ未知のエネルギーの恐怖を感じたのでこのゲームのコンセプトは『核の恐ろしさ』であると考える。
評価基準
評価項目 | 点数 |
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(1)メインシステム | 8 |
(2)グラフィック | 10 |
(3)ミュージック | 9 |
(4)レベルデザイン | 10 |
(5)ステージデザイン | 3 |
(6)操作方法/操作性 | 5 |
(7)演出 | 10 |
(8)ボリューム | 10 |
(9)配慮、サブシステムの充実 | 1 |
(10)シナリオ構成/内容 | 5 |
合計 | 71点 |
判定表
基準点数 | 10~30 | 31~50 | 51~70 | 71~90 | 91~100 |
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判 定 | クソゲー | 微妙ゲー | 普通ゲー | 良ゲー | 神ゲー |
感想/点数の理由
(1)メインシステム
- 本作はL1ボタンを入力することでバレットタイムシステム、通常『V.A.T.S.』と言うシステムを使用できる。敵や地雷などを感知し自力で照準を合わせなくても攻撃を行えるものであり、銃を扱い照準を合わせるゲームが苦手なプレイヤーでも楽しめるようにできており素晴らしいシステムである。しかし、個人的にはゲームを進めて武器や弾薬が充実してくるとV.A.T.S.を扱うリターンが少ないと感じた。ゲーム後半になるにつれてV.A.T.S.にもっとリターンがある方が良かったと感じる。
(2)グラフィック
- PS4ソフト初期のグラフィックでこのクオリティは素晴らしい。しかし、とにかくテクスチャのバグが多い。
(3)ミュージック
- 80年代くらいの陽気な洋楽が古びたラジオから流れていたりして時代を感じる。
- 基本的にフィールドBGMは静かで、敵などと戦闘している時は緊迫したBGMが流れる為、ゲーム世界に没入できる。
- 敵との戦闘BGMに区別などがないので特殊な敵の専用BGMなどがあっても良かったのではないかと感じる。
(4)レベルデザイン
- ゲームスタート地点から徐々に敵が強くなる仕様は当然のこと、各区域でレベルに見合った武器などを入手できたり建築物の構造も戦いにくくなったりとしっかり作り込まれていて素晴らしい。
(5)ステージデザイン
- 世界各地にある「教会、実験施設、学校」など特定の建築物は基本同じ構造であり、初めてくる場所でも既視感があり探索に少し飽きを感じる。
- マップの端に「これ以上は進むことはできません」と点線の境界線が引かれている。しかし、それはあくまでも目安であり、線を超えた箇所にファストトラベルポイントがあったり、線に到達する前に透明な壁でそれ以上勧めなかったりと雑な作りを感じた。特にマップ右に広がる大海原を探索する事にワクワクしていたが、海底には基本何もなく、それ以上進めなくなる透明な壁にほとんど阻まれることにはガッカリであった。海底に沈んだ都市や海底洞窟があったり、放射能で汚染されて突然変異した巨大魚とか出現すればもっと素晴らしかったと感じる。
(6)操作方法/操作性
- 細かく操作の変更ができるので特に気になる点はない。
- 個人的にはキャラクターの挙動にもっさり感などはなくしっくりきた。
(7)演出
- とにかく爆発の演出が素晴らしく爽快感がある。爆撃後の弾痕や煤の後など細部まで作りこまれている。ヌカランチャー(小型核爆弾)を撃った時の「ヒュー」と落ちていく効果音はリアリティがある。
- キャラクターボイスが日本語ボイスしかないのは少しがっかりである。※北米版やmodをいれたりすれば英語ボイスにできるかもしれない。
(8)ボリューム
(9)配慮/サブシステムの充実/バグ
- 普通にプレイしてるだけでもとにかくバグに遭遇することが多いので正直不良品ではないかと感じた。多少のバグなら許せるがアプリケーションエラーでゲームが何度も落ちるのはいかがなものかと感じた。
- 「この会社のゲームはバグがあるのは普通」などとリスナーさんに聞いたが、お金を支払ってゲームを購入しているユーザーからすればいかがなものか指摘されても仕方ないと感じる。
- 拠点のクラフト要素は自由度が高くリアルマインクラフトなどと言われているらしくとても楽しい。しかし、クラフトやステータス振りなどはとにかく説明不足であり配慮が行き届いていないなと感じた。
- アイテムなどを整理する際にもっと細かく分類できる仕様が欲しいと感じた。特に調理前のアイテムと調理後のアイテムの分別、調合などに使用できるジャンク品とできないジャンク品の分別などである。
- V.A.T.S.モードのチュートリアルが雑でもったいない。
- とにかくロード時間が長い。※機種にもよる。
(10)シナリオ構成/内容
- 個人的にシナリオは可もなく不可もなく「核エネルギーによって荒廃した世界をあなたはどういう生きますか」と語りかけるようなシナリオで、ハマる人にはハマるシナリオだと感じた。
- 本作はマルチシナリオで複数エンドが存在する。他のエンドも見たい場合は分岐する前のデータをロードしなおして進行させるだけなので比較的に楽に見ることができるので良心的だと感じた。