まったりせいや組―ゲームブログ―

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どこが不評だった?『モンスターハンターライズ(Monster Hunter Rise)』ゲームレビュー

どうも皆さん、せいやと申します。今回は開発元、販売元株式会社カプコンNintendo Switch向けに発売された『モンスターハンターライズ(Monster Hunter Rise)』のレビューをしていきます。

※私の評価では「有料DLCダウンロードコンテンツ)」「協力プレイ」「クリア後の過度なやりこみ要素」「mod(改造)」は評価の対象に入りませんのでご了承ください。

製品情報

タイトル モンスターハンターライズ(Monster Hunter Rise)
初リリース日 [Nintendo Switch]2021年3月26日
[Steam]2022年1月13日
開発元 カプコン
販売元 カプコン
プラットフォーム Nintendo Switch、Steam
ジャンル アクション
プレイ人数 1~4人
価格

定価:8,789円税込(パッケージ版)

   5,990円税込(ダウンロード版)

中古:送料込みで約5,000円くらい(パッケージ版)
※中古価格については「Amazon」を参考にしています。

CERO C(15才以上のみ対象)

コンセプト考察

このゲームのコンセプトは『「快適感」と「爽快感」に趣きを置いたハンティングアクションであると考える。

評価基準

評価項目 点数
(1)メインシステム 7
(2)グラフィック 10
(3)ミュージック 10
(4)レベルデザイン 4
(5)ステージデザイン 9
(6)操作方法/操作性 9
(7)演出 9
(8)ボリューム 3
(9)配慮/サブシステムの充実/バグ 10
(10)シナリオ構成/内容 9
合計 80点

※1~4は「不評な点が好評な点を上回る場合」、5は「可もなく不可もない場合」、6~10は「好評な点が不満点を上回る場合」である。

判定表

基準点数 10~30 31~50 51~70 71~90 91~100
判  定 クソゲー 微妙ゲー 普通ゲー 良ゲー 神ゲー

感想/点数の理由

(1)メインシステム

  • 前作の「モンスターハンター:ワールド」ではファストトラベル※1 できない場所への移動は歩いて移動しなければならなかったが、今作では「オトモガルク」と呼ばれる新しいオトモに跨り、比較的素早い移動ができるため非常に快適になっている。さらに「翔蟲」を使用することで簡単に壁を登る事ができるほか、マップ定位置にある「大翔蟲」を使用することで大幅に移動することができるため移動に関するストレスの要因が殆どなくなっている。
  • 「百竜夜行」とよばれるモンスターハンターのモンスターでタワーディフェンスができる要素は最初は面白いと感じたがだんだん作業感が強くなっていく調整は残念である。
  • 特定の技を別の技に入れ替えられる「入れ替え技」と呼ばれる特殊技の性能に格差があり、弱い「入れ替え技」がある武器種は技が固定されるためプレイスタイルの幅が狭くなっている。
  • 今作では「乗り」がなくなり、「操竜」で一括りになったため「乗り」が特徴的だった武器である「操虫棍」が特徴の少ない武器になってしまっている。

※1 ファストトラベルは、多くのビデオゲーム、特にオープンワールド作品で用いられるゲームメカニクス(ゲームの仕組み)であり、プレイヤーキャラクターが既に発見した2つの地点の間を実際に歩いたり乗り物で移動することなく、瞬間移動するというもの。いわゆるワープやテレポートの一種である。

(2)グラフィック

  • グラフィックは前作の「モンスターハンター:ワールド」よりもNintendo Switchの性能上劣るが、”モンハンらしさ”のある仕上がりになっている。
  • 数多くのモンスターを開発しなければならないモンスターハンターシリーズには最適なグラフィック表現である。

(3)ミュージック

  • 「妖艶なる舞/タマミツネ:Rise ver.」、「深い森の幻影/オオナズチ:Rise ver.」という楽曲が特に素晴らしく、ゲームをプレイしたことない人にも是非聞いてもらいたい。
  • 過去作品から続投しているモンスターの楽曲はそのまま再利用せずモンスターハンターライズ」の世界観に合うようにアレンジが施されている。
  • タイトル画面や拠点の里の楽曲がずっと聞いていられる魅力的な楽曲である。

(4)レベルデザイン

  • 高難易度クエストは前作に劣らない難易度のものがあり、やりごたえがある。
  • マルチプレイが可能な「集会場クエスト」ではモンスターの体力が一人から四人用までそれぞれ体力が設定されているため腕に自身のあるプレイヤーでなくても容易にエンディングまで進めることができる。
  • プレイヤーの役割を強要するマルチプレイ推奨クエストや即死攻撃を乱発してくる理不尽なモンスターは存在せず、比較的にストレスなくプレイできる。
  • 打撃攻撃に特化した「ハンマー」、「狩猟笛」よりも遠距離から「ライトボウガン」、「ヘビィボウガン」の「徹甲榴弾」でノーリスクでモンスターの頭部を狙い、気絶状態が何度も容易に取れてしまうのはバランスが悪い。
  • ガンランス」、「ランス」などガードを主体として立ち回る武器の攻撃力が他の武器と比較すると低すぎる。

(5)ステージデザイン

  • 「翔蟲」を駆使したアクションで崖を自由に駆け上がったり飛び降りたり、より立体的な移動が可能となったため開放感のあるフィールドデザインとなっている。
  • 「大社跡」、「水没林」、「寒冷群島」、「砂原」、「溶岩洞」とフィールドがあり、一つ一つの作りこみが素晴らしい。しかし、過去作品と比べるとどこか物足りなさを感じる。

(6)操作方法/操作性

  • 「翔蟲」のアクションが一見複雑に感じるが、プレイ時間を重ねるたびにしっくりくるボタン配置になっている。

(7)演出

  • 和風テイストに振り切った演出面は魅力的である。
  • モンスターハンターの魅力的な要素であるモンスターの生態に関しての演出が少ないので残念である。
  • 初めて狩るモンスターの演出が琵琶法師のセリフになっており、従来のハンターがモンスターに巻き込まれる演出が全くないので残念である。

(8)ボリューム

  • 本タイトルはアップデートせずにプレイすると本編シナリオが完結せず、大型アップデート「Ver.3.0」にてようやく本編シナリオが完結したため、”実質「Ver.3.0」までを含めてが完成品であり未完成品だ”と揶揄されても仕方がないのかもしれない。
  • 現時点では「Ver.3.0」以降は細かな仕様変更やイベントクエストの配信などの追加しかなくボリューム的にはやや少なく感じる。そして、比較的容易に装備を整えれる快適さがボリュームが少なく感じられる要因でもある。

(9)配慮/快適さ/サブシステムの充実/バグ

  • 前作までは装備マイセットが消去できず上書きのみであったが、今作からいらなくなったマイセット装備を消去できる仕様になっているのでありがたい。
  • モンスターの危険な大技を繰り出す際にハンターのボイスでモンスターや仲間の動きがわかるようになったので遊びやすい。そして、システムからハンターのボイスの頻度なども調整できるためとても配慮がある。
  • 拠点の里の楽曲は複数用意されており気分で変更することができる。
  • 操作方法を設定でいろいろ設定可能なので操作方法を変更したいユーザーに配慮ある仕様になっている。
  • ロード時間がとにかく短く快適である。

(10)シナリオ構成/内容

  • モンスターを妖怪に見立てたユニークな和風テイストのシナリオでどのようなシナリオだったか理解しやすくて良い。
  • 発売日から2か月後に行われた大型アップデート「Ver.3.0」にてようやく本編シナリオが完結したので発売当初は未完成品であったのは非常に残念である。

アーカイブ(ライブ録画)

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