どうも皆さん、せいやと申します。今回は2019年2月6日にNintendo Switch向けに発売されたタイトル『東方スペルバブル』の評価をしていきます。現在NintendoSwichのDL販売のみで価格5,800円と割と高めの値段となっている。中古で購入または売却することもできないので購入を考えている方は参考にどうぞ。
※私の評価では「DLC」「協力プレイ」「クリア後の要素」は評価の対象に入りませんのでご了承ください。
製品情報
タイトル | 東方スペルバブル |
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初リリース日 | 2019年2月6日 |
開発元 | 株式会社タイトー |
販売元 | 株式会社タイトー |
プラットフォーム | Nintendo Switch |
ジャンル | リズミカルパズルゲーム |
プレイ人数 | 1人~2人 |
価格 | 5,800円(税込)※ダウンロード専用 |
CERO | A(全年齢) |
コンセプト考察
コンセプトは『BGMに合わせてリズミカルに解くパズル』と考える。
なぜならば、リズムよく解くゲームは他にもあるが、BGMに合わせてパズルを解くゲームは他になくここがコンセプトになっていると考える。
評価基準
評価項目 | 点数 |
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(1)メインシステム | 10 |
(2)グラフィック | 9 |
(3)ミュージック | 10 |
(4)レベルデザイン | 7 |
(5)ステージデザイン | 8 |
(6)操作方法/操作性 | 7 |
(7)演出 | 5 |
(8)ボリューム | 4 |
(9)配慮、サブシステムの充実 | 9 |
(10)シナリオ構成/内容 | 10 |
合計 | 79点 |
判定表
基準点数 | 10~30 | 31~50 | 51~70 | 71~90 | 91~100 |
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判 定 | クソゲー | 微妙ゲー | 普通ゲー | 良ゲー | 神ゲー |
感想/減点理由
(1)メインシステム
- 本作が通常のパズルボブルの対戦モードと異なる最大のポイントは、一度に消した色玉が5個以上の場合に発生する「拍撃パート」の存在だ。このシステムによって上手く差別化できている。
- 拍撃に入ると楽曲のリズムに合わせて画面上に二つの円が表示されるようになり、これが重なったタイミングでボタンを押すことでスコアを獲得できる。ボタン操作のタイミングは画面左側の譜面にあらかじめ表示されているので、慣れてきたら曲に合わせて攻撃のタイミングを調整でき、リズムゲームとしても楽しめる。
- バトルシステムには「パズル×シューティング×リズム」と3つの要素が上手く掛け合わせてあり、ゲーム性の良さはただのファンゲームの域を超えている。
- 「パズルを構築する技術」「球を正確な箇所に当てる技術」「曲に合わせてタイミングよく入力する技術」これらを同時に3~5分の間に全て楽しめるゲームは類を見ることがなく、独自性があるゲームである。
- 全キャラクターにスペルカード(必殺技)がそれぞれ3種類存在する。対戦前に変更が可能であり対戦する曲、キャラクターに合わせて変更することがおすすめだ。
(2)グラフィック
- キーフレームアニメーションでキャラクターがふわふわと滑らかに動くグラフィックが素晴らしい。
- 会話シーンのキャラクターの立ち絵のレイヤーが細かく分けられている。
- キャラクターごとにイラストレーターさんが異なるので、その解釈違いを楽しむのも面白い。しかし、キャラクターデザインが異なりすぎている為、違和感を感じるユーザーもいるだろう。
(3)ミュージック
- 東方のアレンジ曲が好きならば楽しくプレイできる。しかし、楽曲は好みが別れるようなものもあるのでパズルゲーム目当ての場合は留意が必要だ。
(4)レベルデザイン
- シナリオ序盤は丁寧なチュートリアルとなっており、「パズルボブル」は初プレイという人も安心してプレイできる。(※私は「パズルボブル」は未プレイ)しかし、ノーマルでも中盤以降はかなり苦戦を強いられる調整である。キャラクターを手早くアンロックしたい人は、シナリオの難易度を「やさしめ」にするのがオススメだ。
- なおシナリオモードをクリアすると、高難度「ルナティック」の魔理沙編がアンロックされる。とんでもないほど高難易度である為、プレイする際には覚悟が必要だ。
(5)ステージデザイン
- シナリオモードのステージ選択である幻想郷マップでは霊夢のキャラクターアイコンを移動させて選択する仕様になっている。
- 幻想郷マップでは人間界と異界が印されており緻密に世界観を表現されている。
- 背景画がとても綺麗で素晴らしい。プレイする際に是非一目見てほしい。
(6)操作方法/操作性
- バーを左右に動かすスピードが遅い。バーの動く速さの調整などあっても良いのではないだろうか。
- 操作方法の変更がない為、自分の操作スタイルなどは組むことはできない。
- 球の照準が最後までわからない為、思っていた位置と異なる箇所に当たってしまう場合がある。
(7)演出
- キャラクターの会話シーンはフルボイスではなく、ボイスが入ったり入らなかったり中途半端である。ボイスがないよりましだが、思わず「そこ喋らんのかい!!」とツッコミを入れたくなるほど急に喋らなくなる。
(8)ボリューム
- 現時点ではオンライン対戦がない為、ボリューム不足が否めない。
- DL専用販売で5,800円と子供が手を出しにくい値段設定で売り出しているのにも関わらず、オンライン対戦は存在しない。そして、ローカル対戦モードのみである。プレイ時間と支払う金額が釣り合わない気がする。オンライン対戦が存在した場合は納得のいく値段設定とボリュームである。
- 東方Projectと言えば個性豊かな女の子キャラクターの多さが一つの特徴であり、熱烈なファンではない限り全てのキャラクターを覚えている人は少ないだろう。そして、このゲームはキャラクターの数が東方Projectのゲームとしてはかなり少ない為、東方ファンであればあるほど不満かもしれない。
- 主人公である博麗霊夢のほか、霧雨魔理沙、古明地こいし、チルノなど、東方Projectではお馴染みの面々が続々登場。「東方紅魔郷」から「東方地霊殿」までに登場したキャラクターから20名が参戦。
- 「エピクロスの虹はもう見えない」ならば紅美鈴、「Help me,ERINNNNNN!!」ならば八意永琳とキャラクターの代表曲はあるがキャラクターが登場しない。
(9)配慮/サブシステムの充実
- ボタンの割り当てなどの操作方法を変更する事が出来ない。
- シナリオでクリア済みのステージは再プレイ可能で。アドベンチャーパートを読み直したりもできる。