どうも皆さん、せいやと申します。今回は開発元Core Design、販売元株式会社カプコンでPlayStation向けに発売された『トゥームレイダー4:ラストレベレーション』のレビューをしていきます。
※私の評価では「有料DLC(ダウンロードコンテンツ)」「協力プレイ」「クリア後の過度なやりこみ要素」「mod(改造)」は評価の対象に入りませんのでご了承ください。
製品情報
タイトル | トゥームレイダー4:ラストレベレーション |
---|---|
初リリース日 | 2000年7月19日 |
開発元 | Core Design |
販売元 | カプコン |
プラットフォーム | PlayStation |
ジャンル | アクションアドベンチャー |
プレイ人数 | 1人 |
価格 |
定価:5,800円 中古:送料込みで約700円~約1,300円前後くらい |
CERO | なし |
コンセプト考察
このゲームのコンセプトは『原点回帰』であると考える。
評価基準
評価項目 | 点数 |
---|---|
(1)メインシステム | 7 |
(2)グラフィック | 10 |
(3)ミュージック | 10 |
(4)レベルデザイン | 5 |
(5)ステージデザイン | 7 |
(6)操作方法/操作性 | 5 |
(7)演出 | 9 |
(8)ボリューム | 10 |
(9)配慮、サブシステムの充実 | 3 |
(10)シナリオ構成/内容 | 8 |
合計 | 74点 |
※1~4は「不評な点が好評な点を上回る場合」、5は「可もなく不可もない場合」、6~10は「好評な点が不満点を上回る場合」である。
判定表
基準点数 | 10~30 | 31~50 | 51~70 | 71~90 | 91~100 |
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判 定 | クソゲー | 微妙ゲー | 普通ゲー | 良ゲー | 神ゲー |
感想/点数の理由
(1)メインシステム
- 基本的には前作から変わらないためマンネリを感じるが、新たにロープアクションなどが追加されており新しいゲームを開発する試みを感じられる。そして、前作のノウハウが生かされたアクション要素、工夫された謎解きパズルの数々は素晴らしい完成度である。
(2)グラフィック
- シリーズ4作品目ということもありPlayStationで発売されているゲームの中でもとても綺麗なグラフィックであると感じた。
(3)ミュージック
- 随所でトゥームレイダーシリーズを感じられる楽曲が採用されており、特に「Jeep Thrills Max」という楽曲は素晴らしい。
(4)レベルデザイン/ゲームバランス
- 理不尽な謎解き要素を除いてもアクション要素が高難易度すぎるためアクションゲーム苦手ユーザーは振るい落とされるバランスになっている。是非アクションゲームに自身のあるプレイヤーは挑戦してほしいタイトルだ。
- ダメージを受けることが前提のエリアなどが多くある点はあまり印象が良くない。
(5)ステージデザイン
- ほぼ全編エジプトで、初代を彷彿とさせる原点回帰がなされておりトゥームレイダーらしさを感じられワクワクする。
- プレイヤーをつけ放すようなステージデザインだが、自身で過酷な冒険をしている感じが実感できて素晴らしい。
(6)操作方法/操作性
- 「トゥームレイダース」から続く癖のある操作性であるが、細かな所が修正されており良い。
- 過去の作品に触れていないプレイヤーには癖が強い操作性である。
(7)演出
- 章を跨いだり、ボス前には美麗ムービーがあり、シリーズの進化を感じる。
- カーチェイスや暴走列車での戦闘の演出の試みは「トゥームレイダー」としては新しく素晴らしい。
- 過去作品同様で相変わらず暗すぎるステージが多い。
- ゲームオーバー演出が「GAME OVER」という文字が表示されるだけで何もないため何かしら演出が欲しいところだ。
(8)ボリューム
- じっくりプレイして57時間ほどでクリアまで楽しめるためボリュームは十分あると言える。
(9)配慮/快適さ/サブシステムの充実/バグ
- 比較的にマップを自由に行き来することができて自由度が高いが、一つの要素を見落とすことによってゲームの進行が止まることがたまにあり、理不尽だと感じることがある。例として、ノーヒントで何の変哲もない岩を押して隠し通路を通る攻略必須ルートがあり、理不尽で攻略を見ざる負えなかった。
- どこでもセーブすることができるが3つまでしかセーブすることができないため詰みが発生する可能がある。初見プレイで細かくセーブしてプレイする場合注意が必要である。
(10)シナリオ構成/内容
- 過去作品と比較するとムービーやキャラクターボイスが豊富でシナリオが理解しやすい。
- 物語ラストは「見捨てるものか!」と教授が崩落する神殿から主人公ララを助けようとするが教授はギリギリで見捨てて一人助かり、エンディング後の後日談などは全く存在せずぶつ切りエンドでよくわからないものとなっているため内容についてはとても良い評価はできない。