どうも皆さん、せいやと申します。お久しぶりです。今回は開発元、販売元テクモ株式会社でPlayStation 2向けに発売された『零~zero~(Fatal Frame)』のレビューをしていきます。
※私の評価では「有料DLC(ダウンロードコンテンツ)」「協力プレイ」「クリア後の過度なやりこみ要素」「mod(改造)」は評価の対象に入りませんのでご了承ください。
製品情報
タイトル | 零~zero~(Fatal Frame) |
---|---|
初リリース日 | 2001年12月13日 |
開発元 | テクモ |
販売元 | テクモ |
プラットフォーム | PlayStation 2 |
ジャンル | ホラーアクションアドベンチャー |
プレイ人数 | 1人 |
価格 |
定価:7,140円 中古:送料込みで約1,300円~約1,500円くらい |
CERO | C(15才以上対象) |
コンセプト考察
このゲームのコンセプトは『恐怖の瞬間を激写する』であると考える。
評価基準
評価項目 | 点数 |
---|---|
(1)メインシステム | 9 |
(2)グラフィック | 10 |
(3)ミュージック | 7 |
(4)レベルデザイン | 4 |
(5)ステージデザイン | 4 |
(6)操作方法/操作性 | 4 |
(7)演出 | 9 |
(8)ボリューム | 6 |
(9)配慮、サブシステムの充実 | 7 |
(10)シナリオ構成/内容 | 5 |
合計 | 65点 |
※1~4は「不評な点が好評な点を上回る場合」、5は「可もなく不可もない場合」、6~10は「好評な点が不満点を上回る場合」である。
判定表
基準点数 | 10~30 | 31~50 | 51~70 | 71~90 | 91~100 |
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判 定 | クソゲー | 微妙ゲー | 普通ゲー | 良ゲー | 神ゲー |
感想/点数の理由
(1)メインシステム
- キャラクターを通常操作する俯瞰視点で物陰に隠れていたアイテムが、「射影機」と呼ばれるカメラを構えて一人称視点に切り替えることによって発見できるなど、視点を切り替えるシステムが独自の遊びで面白い。
- 登場する敵は全て幽霊なので物理攻撃は一切通用せず、「射影機」と呼ばれるカメラで撮影して倒すことができるが、幽霊が壁の中にめり込んで倒しにくいというところにかなりストレスを感じた。
(2)グラフィック
- PlayStation 2初期のタイトルでこのグラフィックは素晴らしい。
- 登場するヒロインが美人・美少女で魅力的である。
- 登場する敵の幽霊の表情や容姿が恐ろしい風貌で魅力的である。
(3)ミュージック
- システム効果音やシャッターを切る音などにはこだわりを感じた。
- 零シリーズ恒例のBGMがあっても良いと感じた。
(4)レベルデザイン/ゲームバランス
- 難易度はそこまで高くないが操作感が独特なため、最初は戸惑うかもしれない。
- 道中の幽霊が苦戦を強いられる作りになっているが、ラスボスがあまりにもあっけなくおわるため少し荒削りさを感じられた。
(5)ステージデザイン
- ステージの雰囲気は朽ち果てた廊下や不気味な和人形など、いかにも何か出てきそうな屋敷が舞台で和風ホラーを意識した仕上がりになっていて魅力的である。
- 最初の章から最後の章までずっと同じ屋敷を徘徊するため後半は飽きを感じた。
(6)操作方法/操作性
- 操作タイプをオプションで変更できるため、自分に合う操作方法を決めることができるため好印象である。
- 画面が切り替わる時に移動ボタンを押し続けた場合、特定の場所によってキャラクターが瞬時に手前に戻ってしまい操作にもどかしさを感じた。
(7)演出
- おどろおどろしさが前面に押し出されておりホラーゲームとしてとても好印象である。
- シナリオの重要なところには綺麗なムービーが使用されており素晴らしいが、ゲームオーバー演出など細かな演出が簡素であるため少し気になる。
(8)ボリューム
- 初見プレイで15時間~20時間前後遊べる程度だがクリア後の要素も豊富であるため満足できる。しかし、周回プレイをしないユーザーには少し物足りないかもしれない。
(9)配慮/快適さ/サブシステムの充実/バグ
- ロードは扉を開けるときに行われるため、そこまでストレスは感じない。
- 回復アイテムは有限であり、使いどころを見極める必要があるため詰みが発生
する可能性がある。 - 敵の居場所を知らせるUIは、左右のみにしか対応していないため、射影機を構えたら上下の索敵はプレイヤーが行う必要がある。
- オプションが最低限で充実しているため好印象である。
(10)シナリオ構成/内容
- 私事ですが、先に最新作の「零 ~濡鴉ノ巫女~」をプレイしたため大筋のシナリオが酷似しすぎており、捻りがなく面白みがないと感じた。